佐賀県

佐賀県の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

佐賀 観光ガイド

佐賀県の観光・旅行 Info

佐賀県は九州地方の北部に位置し、豊かな自然と歴史ある文化、温泉や美食が楽しめる魅力的な観光地です。以下に、佐賀県を訪れる際にぜひ立ち寄りたい観光スポットを紹介します。

有田町(有田焼の里)

日本最古の磁器の町

有田町は、17世紀初頭に日本で初めて磁器が焼かれた場所であり、有田焼の産地として世界的に有名です。町中には多数の窯元やギャラリー、そして陶磁器を扱うお店が並び、散策するだけでも楽しめます。

見どころ:

吉野ヶ里歴史公園

弥生時代の暮らしを体感

吉野ヶ里歴史公園は、弥生時代の環濠集落跡を復元・展示した大型の歴史公園です。広大な敷地には物見櫓や竪穴住居、倉などが再現され、古代の生活や文化を体感できます。

おすすめポイント:

嬉野温泉

美肌の湯として有名な温泉地

嬉野温泉は、ぬめりのあるとろみ湯で「日本三大美肌の湯」と称される人気の温泉地です。日帰り入浴施設から老舗旅館まで多彩な宿泊施設があり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

見どころ:

唐津城

唐津湾を望む海辺の名城

唐津城は、唐津湾を望む小高い丘に建つ美しい城です。別名「舞鶴城」とも呼ばれ、天守閣からの眺望は絶景です。桜や紅葉の名所としても知られ、季節ごとの景観も魅力です。

注目ポイント:

呼子(よぶこ)の朝市とイカの町

新鮮な海の幸と活気ある市場

呼子は新鮮な魚介類、とくに透明な活イカで知られる港町です。朝市では地元の新鮮な海産物や加工品が並び、地元の人とのふれあいも楽しめます。

おすすめ:

佐賀県のグルメガイド

佐賀県は、豊かな自然と肥沃な平野に恵まれ、上質な農産物や海産物が豊富に揃う「食の宝庫」です。ここでは、佐賀県とその周辺で味わいたいローカルフード、立ち寄りたい人気レストラン、喜ばれるお土産を紹介します。

佐賀の名産品・ローカルフード

佐賀牛(さがぎゅう)

佐賀牛は、日本全国のブランド和牛の中でもトップクラスと称される高級和牛です。霜降りの美しさと柔らかくジューシーな味わいが特徴で、すき焼きやステーキでの提供が多く、贈答用にも人気です。

呼子のイカ

呼子の活イカは、佐賀を代表する海のグルメです。透明な身が特徴で、コリコリとした食感と甘みが口いっぱいに広がります。地元の旅館や飲食店で、新鮮な活き造りが楽しめます。

竹崎カニ

竹崎カニは、有明海で育ったワタリガニの一種。濃厚なミソとしっかりした身が特徴で、茹でガニや焼きガニとして提供されます。冬から春にかけてが旬です。

シシリアンライス

シシリアンライスは、佐賀市のご当地グルメ。ご飯の上に甘辛い牛肉、サラダ、マヨネーズをトッピングしたボリューム満点の一品で、若者や観光客に人気です。

小城羊羹(おぎようかん)

小城羊羹は、佐賀県小城市の名物で、表面が少し硬くシャリっとした独特の食感が特徴。抹茶や小豆など様々な味があり、お土産にも喜ばれます。

人気のレストラン・食事処

ステーキ&鉄板焼 さが風土館季楽(佐賀市)

佐賀牛を堪能したいなら、「季楽(きら)」がおすすめ。落ち着いた雰囲気の中で、目の前で焼かれる極上の佐賀牛ステーキが楽しめます。ランチメニューも充実しています。

河太郎(呼子)

活イカ料理の名店として有名な「河太郎」は、呼子港の目の前にあります。水槽で泳ぐイカを注文後すぐに捌いてくれるため、鮮度抜群の活き造りが堪能できます。

ドライブイン一平(太良町)

竹崎カニを思う存分味わえるレストラン。蟹料理のフルコースが提供され、ミソも身もたっぷりと味わえます。有明海を望むロケーションも魅力。

カフェ・シシリアンライス(佐賀市)

シシリアンライス発祥の街・佐賀市では、様々な飲食店でオリジナルレシピのシシリアンライスが提供されています。洋風カフェや定食屋でも気軽に楽しめます。

佐賀のおすすめお土産

小城羊羹(村岡総本舗・鶴屋)

佐賀県小城市で製造される伝統の和菓子。老舗「村岡総本舗」や「鶴屋」の羊羹はお土産としても非常に人気があります。日持ちも良く、パッケージも上品です。

丸ぼうろ

丸ぼうろは、佐賀県を代表する素朴なお菓子。卵と小麦、砂糖で作られたやわらかな甘みが特徴で、幅広い世代に愛されています。北島鶴屋が有名です。

嬉野茶

佐賀県嬉野市で栽培されるお茶で、玉露のようなまろやかさが特徴。お茶好きの方への贈り物や、自宅用にもぴったり。温泉地として知られる嬉野と一緒に楽しみたい特産品です。

佐賀海苔

佐賀海苔は、有明海で育まれた品質の高い海苔。風味と口溶けの良さで全国的に評価が高く、家庭用・贈答用どちらにも適しています。各道の駅や空港でも購入できます。

佐賀県の季節の祭り・イベント

佐賀県には、歴史と伝統を受け継ぐ祭りや、自然と人々の暮らしが調和するユニークなイベントが数多くあります。ここでは、観光客にもおすすめの代表的な行事や、地域の特徴的な文化をご紹介します。

唐津くんち(唐津市)

豪華な曳山が練り歩く秋の大祭

唐津くんちは、毎年11月2日から4日にかけて唐津神社で開催される伝統的な秋祭りで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。見どころは、精巧に作られた14台の曳山(ひきやま)が町中を練り歩く姿です。

特徴:

有田陶器市(有田町)

日本最大級の陶磁器の祭典

有田陶器市は、毎年ゴールデンウィーク期間中に開催される陶磁器のビッグイベントで、全国から多くの観光客が訪れます。有田焼をはじめとする陶器が、定価の半額以下で手に入ることもあり、陶器ファンにはたまらない祭りです。

注目ポイント:

鹿島ガタリンピック(鹿島市)

有明海の干潟で開催されるユニークな競技大会

鹿島ガタリンピックは、有明海の広大な干潟を舞台に行われるユーモアあふれるイベントで、例年5月に開催されます。泥まみれになりながら挑戦する競技が多く、観客も参加者も大いに盛り上がります。

主な競技:

嬉野温泉夏まつり(嬉野市)

温泉街を彩る夏の風物詩

嬉野温泉夏まつりは、8月に嬉野温泉街で開催される夏の祭典です。花火大会や灯ろう流し、踊りなどが行われ、温泉街全体が幻想的な雰囲気に包まれます。

おすすめポイント:

多久聖廟秋季釈菜(多久市)

日本最古の孔子廟で行われる儀式

多久聖廟(たくせいびょう)では、春と秋に中国の孔子をまつる儒教儀式「釈菜(せきさい)」が行われます。儒服に身を包んだ人々による荘厳な儀式は、日本国内でも非常に珍しい文化体験です。

見どころ:

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(佐賀市)

アジア最大級の熱気球イベント

佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、毎年秋に開催される国際的な熱気球大会です。約100機以上の色とりどりのバルーンが大空を舞う様子は圧巻で、全国から多くの来場者が訪れます。

楽しみ方:

佐賀県の特徴的な文化・風習

佐賀の方言

佐賀弁は九州方言の一つで、「〜ばい」「よかよ」「そいぎんた(それじゃあね)」など、やさしく親しみのある語感が特徴です。地元の人との交流では、あたたかみを感じられる方言が旅の思い出になります。

有明海と干潟文化

佐賀県南部の有明海沿岸では、日本一の干満差を誇る干潟が広がっています。ムツゴロウやワラスボといった珍しい生物が生息し、干潟体験や漁業体験なども楽しめます。

佐賀県の気温・天候

佐賀県は九州北西部に位置し、比較的温暖で年間を通じて降水量が多い地域です。四季折々の変化が感じられ、季節によって異なる魅力があります。旅行計画の際に参考となる、季節ごとの気候や天候の特徴について紹介します。

春(3月〜5月)

穏やかな陽気と花の季節

佐賀の春は、日中の気温が10℃〜22℃ほどで、過ごしやすく快適な季節です。3月はやや肌寒い日もありますが、4月になると桜が満開を迎え、各地で花見イベントが開催されます。

特徴:

梅雨(6月〜7月上旬)

湿度が高く雨の多い時期

梅雨の佐賀県は、湿度が高くじめじめとした気候となり、6月中旬から7月上旬までの間にまとまった雨が降ります。平均降水量が最も多くなる季節で、傘やレインウェアの持参が必須です。

特徴:

夏(7月中旬〜9月)

蒸し暑く日差しの強い季節

佐賀の夏は、気温が30℃前後まで上昇し、湿度も非常に高くなります。熱中症対策が必要で、屋外観光の際は水分補給や日よけ対策をしっかり行いましょう。

特徴:

秋(10月〜11月)

過ごしやすい気候と紅葉の美しさ

秋は気温が徐々に下がり、朝晩が涼しくなる過ごしやすい季節です。平均気温は15℃〜25℃前後で、湿度も下がり快適に観光を楽しめます。紅葉の名所が多く、写真映えする時期です。

特徴:

冬(12月〜2月)

寒さはあるが雪は少なめ

佐賀の冬は九州地方としては冷え込む地域で、最低気温が0℃前後まで下がることもあります。ただし、積雪はそれほど多くなく、雪に慣れていない旅行者でも安心して訪れることができます。

特徴:

雨や台風について

年間を通じて降水量が多め

佐賀県は、有明海と脊振山系に囲まれた地形のため、年間を通じて降水量が多い傾向があります。特に梅雨と夏の台風シーズンには、短時間で大雨が降ることがあるため注意が必要です。

台風シーズン(8月〜9月)

台風は主に夏から秋にかけて接近することがあり、風雨の強まりや公共交通の乱れが生じる場合もあります。台風情報を事前に確認し、無理のない旅行計画を立てることが大切です。

佐賀県へのアクセス

佐賀県は九州北部に位置し、福岡県や長崎県と隣接しています。空路や鉄道、高速道路など多様な交通手段が整備されており、九州の他の地域や本州からもアクセスしやすい立地です。ここでは、佐賀県への主なアクセス方法と、県内・周辺観光地への移動手段をご紹介します。

空路でのアクセス

佐賀空港(九州佐賀国際空港)

佐賀空港は、佐賀市南部に位置する空港で、東京(羽田)との直行便をはじめ、季節により国際線やチャーター便も運航されます。羽田空港からの所要時間は約1時間50分です。

空港からのアクセス:

福岡空港の利用も便利

佐賀県に近い福岡空港も、全国・海外からの便数が多く、佐賀観光の玄関口としても利用されています。福岡空港から佐賀駅までは、JR特急で約40分と非常にアクセスが良好です。

鉄道でのアクセス

JR長崎本線と特急「かもめ」

佐賀市の中心駅である佐賀駅は、JR長崎本線の主要駅です。博多駅からは特急「かもめ」または「リレーかもめ」を利用すると、約35〜45分で到着します。

主な鉄道路線:

西九州新幹線の利用

2022年に開業した西九州新幹線(武雄温泉~長崎)により、長崎方面からのアクセスも大幅に向上しました。博多からはリレーかもめで武雄温泉まで移動し、そこで西九州新幹線に乗り換える形となります。

自動車・高速道路でのアクセス

九州自動車道と長崎自動車道

車での移動も便利で、福岡・長崎方面からは高速道路を使ってスムーズにアクセス可能です。特に観光地を周遊する場合は、レンタカーの利用が効率的です。

主なICと目安時間:

バスでのアクセス

高速バス・路線バス

福岡空港・博多駅から佐賀市・武雄市・唐津市などへの高速バスも運行されており、料金も鉄道より安めなのが魅力です。また、佐賀県内の路線バス網も整備されており、地域によっては観光バスや周遊バスも運行しています。

例:

県内の移動手段

レンタカー・自転車の利用

佐賀県は観光地が点在しているため、レンタカーが最も効率的な移動手段です。主要駅や空港にレンタカー営業所があり、スムーズに観光地を回ることができます。また、唐津市や佐賀市内ではレンタサイクルも利用可能です。

観光列車やローカル鉄道

特定日には観光列車「ふたつ星4047」などの運行もあり、風景を楽しみながらの移動も可能です。ローカル線には、趣ある無人駅や風情ある車窓風景が広がります。

佐賀県の移動手段

佐賀県内には公共交通機関が整備されており、鉄道・バス・レンタカー・タクシー・自転車などさまざまな移動手段が利用可能です。旅行のスタイルや訪問先に応じて、最適な交通手段を選びましょう。

鉄道による移動

JR九州の鉄道路線

佐賀県にはJR長崎本線・唐津線・佐世保線などが走っており、県内主要都市や観光地へのアクセスに便利です。主要駅からは特急も利用でき、長距離の移動もスムーズです。

主な駅と観光地:

バスによる移動

路線バスと高速バス

佐賀県内には複数のバス会社が運行しており、地域の足として機能しています。主要都市間をつなぐ高速バスや、観光地周辺を走る路線バスなどがあります。

主なバス会社:

観光地を回る場合は、バスの本数や時刻表を事前に調べておくことをおすすめします。

レンタカー

自由度の高い移動手段

佐賀県では観光地が点在しているため、レンタカーは非常に便利です。主要駅や空港には複数のレンタカー会社があり、予約も簡単です。自然公園や温泉地、農村地域など、公共交通機関でのアクセスが難しい場所にも気軽に訪れることができます。

レンタカー営業所のある場所:

タクシー

短距離や地方での便利な移動手段

観光地周辺や鉄道駅ではタクシーを利用することで柔軟な移動が可能です。特にバスや電車の本数が少ないエリアでは、タクシーが貴重な交通手段になります。

利用方法:

レンタサイクル・観光人力車

市街地の散策におすすめ

佐賀市・唐津市・武雄市などでは、レンタサイクルを活用して町歩きを楽しむことができます。平坦な地形が多く、気軽に観光スポットを巡ることができます。

また、唐津城周辺では人力車の体験もあり、歴史と風情を感じながらの移動が楽しめます。

観光列車・観光バス

風景を楽しむ特別な移動体験

西九州新幹線や特急「かもめ」に加え、観光列車「ふたつ星4047」など、景観や地元の魅力を楽しめる列車も運行されています。事前予約が必要な場合もあるため、計画的に利用しましょう。

また、期間限定で観光周遊バスが運行されることもあります。イベントや祭りの時期には特に便利です。

佐賀県の観光コース

佐賀県は、歴史・自然・温泉・食文化などが豊富に揃う魅力的な地域です。公共交通機関やレンタカーを利用して、日帰りから2泊3日程度で効率的に楽しめる観光モデルコースをご紹介します。

1日目:佐賀市内と有明海沿岸を巡る

佐賀城本丸歴史館(佐賀市)

江戸時代の佐賀藩の中心であった佐賀城の本丸御殿を再現した資料館。幕末維新の立役者・鍋島直正の功績や近代佐賀の歩みを学べます。

佐嘉神社・徴古館

佐賀藩主鍋島家を祀る神社。隣接する徴古館では、鍋島焼や佐賀藩に関する貴重な資料が展示されています。

干潟体験(有明海)

有明海は日本有数の干満差を誇り、ムツゴロウやワラスボといった珍しい生物も見られます。干潟での泥んこ体験やクリーク巡りが人気です。

夜は佐賀駅周辺で郷土料理

シシリアンライス佐賀牛の焼肉など、佐賀のグルメを堪能しましょう。

2日目:嬉野温泉・武雄温泉と焼き物の里へ

嬉野温泉(嬉野市)

「日本三大美肌の湯」のひとつとされる嬉野温泉。湯豆腐が名物で、温泉街の風情も魅力です。

武雄温泉楼門・御船山楽園(武雄市)

辰野金吾設計の楼門が有名な武雄温泉は歴史ある名湯。春や秋には御船山楽園で美しい庭園を楽しめます。

有田焼・伊万里焼の陶磁器めぐり

有田・伊万里地区には窯元や陶芸体験施設、陶磁器のギャラリーやカフェも多く、焼き物ファンに人気のエリアです。

おすすめ立ち寄りスポット:

3日目:唐津と玄界灘の絶景めぐり

唐津城と虹の松原

「舞鶴城」とも呼ばれる唐津城は、海と松原の景観が美しい。展望台からは唐津湾の絶景が広がります。

隣接する虹の松原は日本三大松原のひとつで、約100万本のクロマツが並ぶ散策路として人気です。

呼子の朝市・イカ料理

早朝から営業する呼子の朝市は、地元の新鮮な魚介類や特産品が並ぶ観光スポット。呼子イカの活き造りは必食の名物です。

波戸岬・玄海海中展望塔

呼子から少し足を延ばして波戸岬

番外編:時間があれば立ち寄りたいスポット

  • 祐徳稲荷神社(鹿島市):日本三大稲荷の一つ。朱塗りの社殿が美しい。
  • 吉野ヶ里歴史公園(神埼市):弥生時代の大規模環濠集落を復元。
  • 三瀬高原(佐賀市北部):ドライブや牧場体験、夏の避暑地としても人気。

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