佐賀県
佐賀で古くから伝わる素朴な味の郷土料理。麦作の盛んな佐賀県では、白米や茶粥など主食がない時の代用品としても食べてきた。当時の唯一の動物性タンパク質である鯨、ネギ、そして小麦粉を練り上げた素朴な麺が入った具沢山の汁物。だんごの形や食べる地域で、「つんきりだご」「のべだご」「ひらひぼ」などがある。突然の来客のもてなしや、慶事の宴会の席で食され、農家では、田植えや稲刈りの時の間食や夜食にもなった。