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見帰りの滝

(みかえり たき)

見帰りの滝は、佐賀県唐津市相知町にある美しい滝で、天山県立自然公園内に位置しています。日本の「滝百選」に選ばれるほどの景勝地で、四季折々の自然美が楽しめる観光名所として、多くの人々に親しまれています。

概要

見帰りの滝は、松浦川の支流である左伊岐佐川にあり、その壮大な滝の流れは訪れる人々を魅了しています。しかし、1979年(昭和54年)に滝の上流に伊岐佐川ダムが建設されたため、滝の幅が造られる前よりもやや狭くなっています。それでもなお、その美しさは色あせず、多くの観光客がこの場所を訪れています。

滝の右岸には不動尊、十一面観音、地蔵尊が鎮座しており、滝のすぐ下流には「しぶき橋」や「あじさい橋」が架かっており、これらの橋を渡りながら景観を楽しむことができます。また、滝の周辺には約40種類、合計4万株のアジサイが植えられており、毎年6月になると「見帰りの滝アジサイ祭り」が開催され、訪れる人々に彩り豊かな景観を提供しています。

名前の由来

「見帰りの滝」という名前の由来は、かつてこの滝を訪れた人々が、滝を見るために急な坂道を登り、その後滝を見た後も「もう一度見たい」と思い、再び坂道を登って滝を見返したことから来ていると言われています。「立ち帰ってでも見たい滝」という意味が込められており、その魅力は今もなお変わることなく、多くの人々を引き寄せています。

なお、「見返りの滝」という表記が見られることがありますが、これは誤りであり、正式には「見帰りの滝」と表記されます。

見帰りの滝とアジサイ

見帰りの滝周辺は、特に6月になるとアジサイが見頃を迎え、滝の美しさと共にその風景は訪れる人々を楽しませます。1988年(昭和63年)から毎年開催されている「見帰りの滝アジサイ祭り」は、この地域の名物イベントとなっており、滝とアジサイの共演を楽しむため、多くの観光客が訪れます。

滝と橋

滝の周辺には「しぶき橋」や「あじさい橋」と呼ばれる橋が架けられ、滝の雄大な流れと周囲の自然を眺めるための絶好のスポットとなっています。特にアジサイが咲き誇る時期には、滝と橋、アジサイが一体となった美しい風景が広がります。

アクセス

見帰りの滝へのアクセス方法は、主に自動車や公共交通機関を利用することができます。

自動車でのアクセス

佐賀県道40号浜玉相知線の「伊岐佐」交差点を東に曲がり、約3km進んだ場所に見帰りの滝があります。周辺には駐車場も整備されており、自家用車での訪問も便利です。

公共交通機関でのアクセス

JR唐津線の相知駅からタクシーで約9分、またはJR筑肥線の肥前久保駅からタクシーで約11分で到着することができます。最寄りのタクシー会社は昭和タクシー相知待機場となっています。

周辺の観光スポット

見帰りの滝の周辺には、滝を楽しむだけでなく、ゆったりと滞在できる宿泊施設や、地元の名産品を楽しめるスポットもあります。

宿泊施設

これらの宿泊施設は、見帰りの滝を訪れる観光客にとって、滞在中のリラックスした時間を提供してくれるでしょう。滝を見た後にゆっくりと温泉や地元の料理を楽しむことができ、旅の疲れを癒すのに最適です。

周辺施設

滝のふもとには、唐津市立伊岐佐小学校や、相知駅、肥前久保駅などの施設もあり、観光だけでなく、地域の生活と密接に関わる場所でもあります。

イベントと行事

見帰りの滝では、毎年「見帰りの滝アジサイ祭り」が6月に開催され、滝の美しさとアジサイの鮮やかさが多くの観光客を引きつけます。この時期は特に訪れる価値が高く、地元の人々と一緒にお祭りの雰囲気を楽しむことができます。

Information

名称
見帰りの滝
(みかえり たき)

唐津・呼子

佐賀県