武雄市のシンボルである御船山の南西麓に位置する敷地面積は15万坪にも及ぶ巨大な日本庭園です。池泉回遊式庭園で、ツツジと紅葉の名所です。
庭園の造成には3年の歳月がかけられ、びます。春には5000本の桜、20万本のつつじ、樹齢170年の大藤などが順番に花を咲かせ、季節の色彩を鮮やかに彩ります。毎年、3月下旬から5月上旬にかけて花まつりが開催され、多くの人々が訪れます。また、秋にはカエデの群生や大モミジなどが紅や橙、黄色に染まり、紅葉の名所として知られています。
御船山とは、神功皇后が新羅征伐から帰還した際に「御船」をつないだことに由来しています。御船山は、その姿が唐船に似ていることから「唐船山」としても知られています。この山の西麓に広がるのが御船山楽園です。佐賀藩 第28代武雄領主である鍋島茂義が別荘を建てるために、約3年の時間をかけてこの地に庭園を造りました。
春には、2,000本の桜と5万本のツツジが、御船山の断崖を背景に見事な景観を作り出します。中国の山水画を思わせる風景が広がります。この時期にはお茶会や撮影会など、様々なイベントも開催されています。
夏には、世界的に活躍するウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」によって作られたデジタルアートプロジェクトが、御船山楽園の池の水面にプロジェクションされ、迫力ある演出で楽しめます。
秋には、樹齢170年の大モミジの古木やツツジ谷、振り向き坂などの名所スポットが御船山を錦で彩ります。昼と夜で雰囲気が異なり、池越しに広がる紅葉の美しさは絶景となります。
庭園全体が「旧武雄邑主鍋島氏別邸庭園(御船山楽園)」として国の登録記念物(名勝地関係)に登録されています。
船山楽園のよって造られました。庭園の建設は1845年(弘化2年)までに約3年かかり、明治末期以降になってサクラや大量のクルメツツジ・ヒラドツツジが植えられ、現在の姿となりました。
船山楽園の総面積は15万坪に及びます。庭園内からは御船山の断崖絶壁を眺めることができます。
御船山楽園は、武雄領主 鍋島茂義の別邸跡であり、前身は、「萩の尾園」という庭園で、1845年に造られました。広大な15万坪の庭園は、2010年に国の登録記念物として認定されました。
春になると、2000本の桜(染井吉野や八重桜など)が御船山の切り立った断崖を鮮やかな色彩で飾ります。4月中旬から5月上旬にかけては、20万本のツツジ(久留米つつじや霧島つつじ)や藤(白房や紫房)や石楠花が、赤・朱・白・桃色といった華やかな色彩の世界を作り出します。特にツツジの開花時期には、園内がツツジの絨毯で覆われ、絶景を楽しむことができます。夏には、自然とアートが融合した幻想的なライトアップの世界を体感することができます。
船山楽園内には以下の名所があります:
8:00~17:00(時期により営業時間が変更)
年中無休
大人(中学生以上) 500円
小学生 300円
※時期により入園料が変更
車:長崎自動車道 武雄北方ICから車で10分
JR:JR佐世保線 武雄温泉駅から徒歩30分
バス:JR佐世保線 武雄温泉駅からJRバス嬉野行き乗車。バス停御船山楽園前下車徒歩1分