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ごどうふ

(呉豆腐)

豆乳に澱粉を加えて練り上げたモチモチとした有田名物の豆腐

陶磁器の町として世界的に有名な有田の、もうひとつの名物が”ごどうふ”だ。ごどうふは、豆乳に苦汁(にがり)を入れて固める一般的な豆腐とは違い、でんぷんや葛などで固めたもの。久保田岩雄商店のごどうふは、厳選した佐賀県産大豆を100%使用し、昔ながらの手作り。ごどうふの特徴であるトロリとしたやわらかさ、モチモチとしたなめらかな食感を最大限に生かすため、葛を一切使わず、澱粉のみで長時間、豆乳に練り込んで仕上げていく。ゴマと佐賀の老舗醤油店のしょうゆを使った自家製のタレが、ごどうふの味をより引き立てる。

呉豆腐は、佐賀県の有田町を中心に作られています。通常の豆腐と異なり、豆乳に葛やでんぷんを加えて固めるのが特徴です。その結果、柔らかくてモチモチとした食感と、プリンのようなつやつやとした光沢があります。

この豆腐は、ごま醤油をかけて副菜として食べるのが一般的ですが、黒蜜やきな粉をかければヘルシーなスイーツとしても楽しめます。

名前の由来は、大豆を水に浸して粉砕し、圧力鍋で煮た状態を「呉」と呼ぶことから来ています。その呉から豆乳を搾り、葛などを練りこんだものが「呉豆腐」となります。また、中国の呉から伝わった豆腐であるという説もあります。

食べ方は多岐にわたり、豆乳を沸かしてでんぷんを加え、練り混ぜて作ります。冷やしてからごま醤油や黒蜜をかけるほか、衣をつけて揚げたり、味噌汁の具に加えたり、パフェに使用したりします。

主な伝承地域:有田町
主な使用食材:豆乳、葛またはでんぷん

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名称
ごどうふ
(呉豆腐)

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