清水川の上流部に位置し、嘉瀬川に流入する祇園川の支流には、高さ75メートル、幅13メートルの美しい滝があります。この滝は別名「珠簾(たますだれ)の滝」とも呼ばれ、清流が豪快に落ちて垂直な崖を形成しています。
その迫力と同時に、美しさも感じられる場所です。滝のそばには碑があり、これは肥前国主6代鍋島宗教公が重病にかかった際、滝に打たれて凍死した藩士倉永清雄を讃えたものです。この碑は天明7年(1787年)に建立されました。当時からこの滝での身を清める儀式が行われるようになったと言われています。
古くから観世音菩薩信仰で有名なこの滝には、滝壺の入口に位置する清水観音宝寺院があり、滝の水を受ける儀式が行われる霊場となっています。毎年土用丑の日には多くの参拝客が訪れます。また、この滝の水は全国名水百選にも選ばれるほど清らかであり、その水に触れた鯉を使った「鯉のあらい」や「鯉こく」といった料理が小城の名物として知られています。夏季には避暑地として多くの人々が訪れ、小城の隠れた名所として評判を呼んでいます。
さらに、令和2年からは遊歩道に「風鈴棚」が設置されました。せせらぎの音と共に涼しげな風鈴の音に癒やされながら、清水の滝に向かうことができます。(風鈴棚の設置期間:7月中旬〜9月末)
佐賀県小城市にある清水の滝は、別名「珠簾の滝」とも呼ばれています。この滝は全国名水百選にも選ばれた清水川の上流に位置しており、四季折々の自然の中で迫力満点の滝を楽しむことができます。
「珠簾の滝」という別名は、滝の美しい流れから名付けられました。滝の幅は13メートルで、落差は75メートルにもなる断崖から水が垂直に流れ落ちる様子は見応えがあります。最寄りのお寺は滝みそぎの霊場として知られており、そのため滝の周辺には多くの石仏が並んでいます。
夏は濃緑の木々に囲まれ、秋には美しい紅葉が滝を彩ります。季節ごとに異なる風景を楽しむことができます。
滝への参道沿いには、小城の名物である鯉料理の店が並んでいます。滝で育った名水の鯉は臭みがなく、美味しいと評判です。多くの人々が滝とともに清流の味を楽しむために訪れるのだそうです。
清水川の上流に位置する滝は、全国名水百選にも選ばれた名所です。この滝は高さ75メートル、幅13メートルの清流が垂直に流れ落ちる姿が特徴です。また、「珠簾の滝」とも呼ばれており、滝の周辺には名水にさらされた鯉料理の店が並んでいます。夏季には涼を求めて多くの人が訪れ、小城の隠れた名所として評判となっています。
年中無休
JR小城駅から車で15分