明治34年(1901年)創業の丸秀醤油は、創業当時から日本しょうゆの伝統的な製造法である天然醸造を守り続けている蔵元。原料の小麦は筑紫(ちくし)平野で育った佐賀県産のシロガネ、大豆は遺伝子組み換えをしていない丸大豆を使用。通常、醤油は3ヶ月ほどで作れるが、最初の工程の麹(こうじ)作りから十分に発酵・熟成させ食卓に届くまで約2年の歳月を要する。このゆったりとした時間の中から、調理素材の持ち味を引き出す300種類以上の香り成分や深い味わいが醸し出される。さらに、まろやかさとほのかな甘みを出すために、米から作った甘酒を加える独自の製法で、自然な甘みを実現した。”自然一醤油”は天然もろ味の中に息づく微生物とともに武骨に誠実に伝え継いできた伝統のしょうゆだ。煮物や焼き物、和え物など幅広い料理に使える。