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丸房露

(まるぼうろ)

やわらかくて、ざっくりとした口溶けが楽しめる佐賀の銘菓

佐賀市を代表する銘菓の一つが「丸ぼうろ」。寛永16年(1639年)の創業以来、伝統菓子を作り続ける老舗「鶴屋」。そこの名物菓子が丸房露(まるぼうろ)だ。その歴史は古く、天和年間に鶴屋をきりもりしていた二代目の太兵衛が、長崎県の出島を訪れていたオランダ人から直伝されたものと伝えられており、製法を学んで佐賀へ戻り、鶴屋の丸房露として販売するやいなや、たちまち人気の菓子となったという。その味は、第8代・第17代の総理大臣を務めた大隈重信も大層気に入ったといわれ、各方面で高い評価を得た丸房露は佐賀銘菓として定着していったようだ。

丸ぼうろは、製法についてはポルトガルの郷土菓子である「カヴァカ・フィーナ・デ・カルダス」という焼き菓子が起源となっている。小麦粉、鶏卵、砂糖という3つの材料が基本となり、日本人の口に合う丸ぼうろは特に小麦粉が薄力粉の様に軟質小麦をベースにした小麦粉を使う必要がある。砂糖に関しては上白糖を使う場合、三温糖を使う場合がある。

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丸房露
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