佐賀県でも有数のお茶の産地である唐津地区。温暖な気候と恵まれた自然の中で、苦みと旨みのバランスが良く、しっかりとした風味を持つ“上級煎茶”と、 すっきりとした香りとさっぱりとした味わいが楽しめる“ぐり茶”(玉緑茶)といった2種類の”からつ茶”が栽培されている。これらのからつ茶の栽培には、県の特別栽培認可が必要で、生産者のからつ茶栽培履歴の保存など、徹底した品質管理が行われており、消費者が「安全・安心」なからつ茶が楽しめるように努めている。
佐賀県はお茶の生産地として有名で、特に北波多・唐川・七山地区で生産されるからつ茶が知られています。これらの地域は県内でも嬉野に次いでお茶の生産が盛んであり、生産された茶葉は県内外に出荷されています。特に北波多地区には、日本有数の処理能力を持つ大型製茶工場があり、生産から加工、販売までを一元化しています。また、唐川・七山地区では「玉緑茶」が主に製造・販売されています。
からつ茶には、玉緑茶、煎茶、白折茶、玄米茶などいくつかの種類があります。玉緑茶は渋みが少なく、まろやかな味わいが特徴で、九州北部から中部で主に生産されています。煎茶は渋みと旨みのバランスが良く、国内で代表的な茶葉として知られています。白折茶は、さわやかな香りと甘みが特徴で、茎茶とも呼ばれています。玄米茶は、炊いた米の香ばしさと爽やかな茶葉の味わいが絶妙に調和した特徴があります。