唐津・呼子には熊野神社、諏訪神社、唐津城などの観光スポット、唐津くんち、九州花火大会、相知くんちなどの観光イベント、かまぼこ、イカの塩辛、わさび漬けなどのご当地グルメがあります。
白砂青松の美しい海岸が約5kmにもわたって続く唐津。なかでも樹齢200年以上の老木から若木までおよそ100万本の黒松が植林されている虹の松原は日本の三大松原のひとつとされています。
翼のようにも見える東西にのびる白い浜を見下ろす高台にある唐津城は、まるで鶴のようだと「舞鶴城」の別称もあります。毎年11月2日~4日にかけて開催される壮大な祭り「唐津くんち」を代表する曳山をいつでも見学できる曳山展示場も人気のスポットです。
唐津焼の産地としても知られる当エリアですが、有名な窯元もいろいろとあります。料理が栄える器がプロの絶大な支持を集めている「隆太窯」や、現在の当主は14代目という歴史を誇る「中里太郎右衛門陶房」では展示・販売も行っています。
いずれも高級品で有名な窯ではありますが日常的に使用できるものもあり、思わぬ掘り出し物に出会えることも。宝くじが当たると評判の宝当神社に立ち寄ってみるのもおすすめです。
また、呼子は日本三大朝市といわれる「呼子の朝市」で知られています。元旦を除く毎朝7時30分から開催されていますが、新鮮な海の幸・山の幸が一堂に会するさまは壮観です。
付近には七ツ釜があり、荒波に玄武岩が侵食されてできた7つの海蝕洞など不思議な景色が広がっています。満潮時には小舟「いか丸」で海蝕洞のなかに入って見学することも可能です。
緑豊かな東松浦半島の波戸岬には海中展望台があり、玄界灘の景観を楽しむこともできます。夏には海水浴場もオープンし、ひときわ賑わいます。
海で遊んだ後は、新鮮な魚介類がお待ちかねです。イカは当エリアを代表する特産物のひとつですが、じつはイカにも旬がありバンジョウイカ、モンゴウイカ、ヤリイカ、ブドウイカなどが季節ごとに楽しめます。
とにかく活魚料理店が充実していて、なかには生簀がある店もあるので、とれたてさばきたてび魚をお腹いっぱい食べることができます。
ユニークなのことに、クリスマスともなるとトップのイカをはじめ投網やスルメやアジの干物の真空パックを飾ったツリーが登場。干物は一人につきひとつだけ持ち帰ることもできるという、うれしいクリスマスプレゼントもお楽しみに。
自然が生み出した神秘的な景勝地であり、国の天然記念物に指定されています。この場所は玄界灘(げんかいなだ)として知られる荒々しい波が玄武岩を浸食し形成した海蝕洞(洞窟)です。断崖が深くえぐられ、その名の通り7つの洞窟が並んでおり、自然の驚異を感じさせてくれます。 岩肌が柱のように規則正しく並ぶ様子は柱状節理と呼ばれ、溶岩が冷え固まる際に収縮してできます。最も大きな洞窟は、入り口の幅が3メートルで奥行きは110メートルあります。波の状態が良ければ遊覧船で中に入ることもできます。 この地は約1.5kmにわたり、柱状節理によってできた洞窟が特徴で、「七ツ釜」と名付けられていますが、実際には7つ以上...»
舞鶴公園内にある「唐津城」(舞鶴城)は、唐津市の象徴とも言える街のシンボルであり、舞鶴橋から見上げると美しい姿が広がります。 天守閣からの眺めも素晴らしく、虹の松原や鏡山の風光明媚な「松浦潟」の壮大な景色を一望することができます。 城の築城は慶長13年(1608年)で、初代 唐津藩 藩主である寺沢志摩守広高によって7年の歳月をかけて建てられました。唐津城は満島山と呼ばれる陸続きの島に位置し、海と川に囲まれたこの満島山を本丸としていました。城内には石垣と濠がめぐらされていたと伝えられています。 明治4年(1871年)に廃藩置県が行われ、唐津城は廃城となり、その本丸跡地は舞鶴公園となりました...»
唐津湾の海浜に広がる松原は、国の特別名勝に指定されています。三保の松原や気比の松原とともに、日本三大松原の一つとして数えられています。 また、日本の白砂青松100選、日本の渚百選、かおり風景100選、日本の道100選にも選ばれています。 この松原は玄海国定公園の一部であり、幅約500m、長さ約4.5kmにわたって、約100万本のクロマツの林が弧状に広がっています。総面積は約216ヘクタールです。また、海水浴場にも隣接していることでも知られています。 歴史 この松原の歴史は非常に古く、17世紀初頭にさかのぼります。唐津藩の初代藩主である寺沢広高が、新田開発の一環として、当時の自然林から防...»
鏡山は、標高284mの山で、この山は山頂の展望台からは唐津湾や虹の松原などの素晴らしい景色を一望することができます。 昼間は美しい自然の風景を満喫できます。佐賀ならではの透明度の高い海や緑豊かな島々の美しさは圧巻です。特に、この展望台から望むことができる虹の松原は地元でも人気で評判です。夜には星空や街のイルミネーションが広がり、神秘的な魅力に圧倒されます。 また、桜やつつじの名所でもあり、春になると約4kmの登山道が桜のトンネルとなります。 鏡山 標高284mの山で、頂上が平らな形状をしています。そのため、どの角度から見ても美しい台形の山として知られています。別名として領巾振山(ひれふ...»
玄界灘の水平線にしずむ夕日と田植えの前後(4~5月)の棚田が赤く映えて美しい。...»
見帰りの滝は、落差100メートルで九州で最も落差のある滝として知られています。日本の滝百選にも選ばれています。 滝は左伊岐佐川という松浦川の支流に位置しており、滝の右岸には不動尊、十一面観音、地蔵尊があり、すぐ下流にはしぶき橋やあじさい橋が架かっています。滝周辺は見帰りの滝公園として整備されており、様々な角度から滝を眺めることができます。 春には桜、夏には深緑、秋には紅葉と、季節ごとに滝を美しく彩ります。特に初夏の6月から7月にかけてのアジサイは美しい花を咲かせ見ごたえがあります。ブルー、ピンク、紫など50種類約40,000株ものアジサイが九州一の迫力ある滝と見事な風景を演出します。 こ...»
「松浦漬け」は、鯨の上あご(鼻筋)の軟骨「かぶら骨」を、細く刻み、水にさらして脂を抜いた後に、甘く調味された酒粕に漬け込まれた呼子特有の銘産品。以前は非常に難しいとされていたが、長年の試行錯誤の結果、酒粕特有の風味を保ちつつ、長期保存が出来るようになったという。そんな伝統の製法と味が受け継がれた逸品は、軟骨独特のコリコリとした食感と、酒粕の芳醇な香りが特徴的で、ご飯のおかずやお酒の肴に最適!缶詰としも販売されており、贈答用としても好評を博している。...»
店舗販売と地方発送で1日に2万から3万個が売れるという唐津市を代表するファストフードが”ギョロッケ”。スケソウダラのすり身に細かく刻んだ玉ねぎとニンジンを混ぜ、カレー粉で味付けしたものをよく練り、パン粉衣をつけて揚げたものだ。ご飯やお弁当のおかずにはもちろん、濃いめのカレー味がビールによくあうと、つまみとしても評判が高いようだ。唐津市内の老舗蒲鉾店が2代に渡って作り続けており、唐津市民にはすっかりお馴染みの味わい。20年近く変わっていないという1枚80円というリーズナブルな値段も嬉しい。 藤川蒲鉾本店は昭和初年代に商品化しました。最初は「ハイカラ天」や「カレー天」、「パン粉天」と呼ばれました...»
佐賀・呼子のレストランでは、地元で水揚げされるイカの活き造りが主力メニュー。まさに鮮度が命の料理である。ところが、イカは生のままでは水揚げしてから1日も持たない繊細な魚介で季節や天候によって、どうしても余ってしまう事もあった。余ったからとはいえこのまま無駄にはしたくない、イカから新たな製品を生み出そうと、料理人は新たな商品作りをはじめた。そして何回も試行錯誤を重ねた結果、完成したのが「いかしゅうまい」である。蒸しあげると、華のように開き見栄えがよく食感もおもしろい。...»
佐賀県唐津市呼子町の名産である“呼子のイカ”は、決して漁獲量の多さから有名になった訳ではない。傷みやすく扱いにくかったイカを、活きたまま持ち帰ることに成功したことで全国に名を知られるようになったのだ。新鮮なイカが名産の町で“イカの塩辛”が名物となるのは自然の流れだろう。市内の多くの飲食店で親しまれ、柚子の香りが利いた塩辛やサザエの入ったものなど、それぞれ趣向を凝らす。新鮮さを生かし、さらりと食べれる一品から、ねっとりと熟成させた逸品まであり、塩辛を巡る旅も楽しそうだ。...»
「日本三大朝市」の一つといわれる「呼子朝市」。200メートルほどの通りに、新鮮な魚介類や直売の野菜などが所狭しと並んでいる。その朝市の食べ歩きグルメとして人気があるのが“クジラかつ”である。クジラの赤身から筋を丁寧に取り除き、白身魚のすり身をあわせて下味をつけた後に小麦粉をまぶして揚げる。クジラの旨みがジューシーに味わえ、臭みがなく、冷めても脂っぽさを感じないさっぱりとした味。「呼子朝市」を訪れた際には、ぜひ食べてみて欲しい。...»
古くから貴重なタンパク源として食べられてきたクジラ。佐賀県唐津では江戸時代から明治時代初めにかけて捕鯨で栄えた歴史が刻まれ、市内にはかつての捕鯨基地が残り、鯨捕りの民謡が唄い継がれる。食文化でもその伝統は伝えられ、今でも刺身をはじめ、竜田揚げや、やわらかくなるまでじっくり煮込んだ郷土料理“大和煮”が楽しまれている。また、ファーストフード感覚で親しまれる“鯨カツ”や、鯨の軟骨を粕漬けにした日本珍味五種のひとつ“松浦漬”などは、観光客にも人気を博している。...»
「日本三大朝市」のひとつとして名高い「呼子朝市」でうまれた“イカバーガー”は、平成14年に呼子で開催された「全国朝市サミット」にあわせて、地元の商工会青年部とそのOBが開発したご当地B級グルメ。はさみこんだパティには、みじん切りのイカと白子が混ぜてあり、バンズには佐賀県産小麦粉で作る“イカまんじゅう”の生地を使って、もっちりとした食感に仕上げてある。イカの旨みをいかしたご当地バーガーをぜひ味わってみて欲しい。...»
唐津市の旧浜玉町、七山村などのお祝いや憂いの時に、集落の人が共同で作ってきた郷土料理。煮くずれしやすい材料は使わず、水を多く入れて“ざぶざぶ”つくることから、なまって、“だぶ”と呼ばれるようになった。お祝いなどのハレの日は四角に、憂いなどのケの日には三角に切る。各家庭でも作り、ハレの日には、砂糖を使わない人もいる。 具だくさんの郷土料理として、唐津市浜崎地区に古くから伝わる郷土料理「だぶ」。そのユニークな名前ゆえ、一度聞いたら忘れられないという人が多い。名前の由来は、だし汁をたっぷり使って「さぶさぶ」作るところから訛って、「だぶ」になったと言われている。地域によっては、「ざぶ」「さぶ」「らぶ...»
呼子産のケンサキイカ(3月~9月)やアオリイカ(12月~3月)を手早く活きづくりにした職人の技が光る一品。1杯をさばく時間は30秒程度。この早技と新鮮さによって、一般的には白いイカの刺身が、透明でみずみずしく出来上がる。もともとケンサキイカは単価が低く、漁師からも敬遠されていたが、昭和48年にイカの活きづくりとゲソの天ぷらをセットにした商品が売り出され、来訪者の口コミで有名になっていった。呼子町では活きづくりの他にもイカ飯、イカの卵味噌汁など様々なイカ料理が楽しめる。...»
唐津市呼子と言えば“いか”と呼ばれるほど、玄海地区では、ケンサキイカ、ヤリイカ、アオリイカ、コウイカなど様々な種類のイカが水揚げされる。周辺の旅館や料理屋では、観光客のお目当てであるいか料理が振舞われる。今では全国的に有名となった、透き通ったいかの活き造りはこの呼子から広まったとされている。いかの中でも、5月~8月に旬を迎えるケンサキイカは甘みが強く歯ごたえも良い、刺身や煮つけ、シュウマイにすると美味しい。ビタミンB12、タンパク質、ナイアシンを多く含み、栄養価も申し分ない。...»
高級食材とらふぐの上身と白子、皮を贅沢に使い、歯ごたえのよいモチモチとした透明感のある皮で丁寧に包み込んだシューマイ。製造元の「萬坊」(まんぼう)が長年の研究の末に開発した陸上養殖施設で育ったトラフグ。糸島産の橙(だいだい)を使った「萬坊のぽん酢」で食べるとおいしさはひとしお。ちなみに萬坊の養殖施設は、巨大プールの底にびっしりと砂を敷き詰め、自然界に近い環境でトラフグを育てているので、養殖もの特有の臭みは一切ない。砂に潜って休息することで副腎皮質ホルモンの分泌が活発になり、白子も大きく天然ものに匹敵するという。元祖「いかしゅうまい」も人気。...»
有明海の高級珍味として珍重されている“海茸(うみたけ)”の粕漬。海茸は九州の有明海に生息する、ニオガイ科の二枚貝で、殻長8cm程度、高さ5cm程度の灰色の貝殻を持つが、殻から殻長の3~4倍の長さがある太く長く伸びた黒褐色の水管がまるで“茸”のように見えることから“海茸”と呼ばれている。その見た目から別名「象の鼻」とも呼ばれている。新鮮なものは刺身や酢の物、酢みそ和えにしたり、有明海周辺では水管を干物に加工することもある。干物の食味は干しするめに似るが、さらに濃厚で、若干臭みがある。コリコリとした食感と独特の風味、歯ごたえを楽しめる逸品。粕漬にしたものはご飯のお供のほか、お酒のつまみにもぴったり...»
佐賀県でも有数のお茶の産地である唐津地区。温暖な気候と恵まれた自然の中で、苦みと旨みのバランスが良く、しっかりとした風味を持つ“上級煎茶”と、 すっきりとした香りとさっぱりとした味わいが楽しめる“ぐり茶”(玉緑茶)といった2種類の”からつ茶”が栽培されている。これらのからつ茶の栽培には、県の特別栽培認可が必要で、生産者のからつ茶栽培履歴の保存など、徹底した品質管理が行われており、消費者が「安全・安心」なからつ茶が楽しめるように努めている。 佐賀県はお茶の生産地として有名で、特に北波多・唐川・七山地区で生産されるからつ茶が知られています。これらの地域は県内でも嬉野に次いでお茶の生産が盛んであり...»
佐賀県唐津市の呼子町は、東松浦半島の先端に位置し、加部島が玄界灘の荒波から港を守る天然の良港として古くから栄えてきた。この小さな港町は、「イカの町」として全国的に知られている。イカの味わいを一年中楽しむことができ、食べられるイカの種類は季節によって異なる。10月中旬から4月中旬はアオリイカで、1月~3月はヤリイカ、4月中旬から10月中旬までがケンサキイカ。呼子の朝市は、元旦を除いて毎日開催されており、日本三大朝市の一つとされている。江戸時代から続くこの朝市では、毎朝7時30分から11時頃まで、朝市通りに鯨肉や新鮮な魚介類、地元の農産物が交換されてきた。露店では海産物や野菜、果物などが販売され、...»
製造元の萬坊(まんぼう)は活魚料理、水産加工食品の製造・販売、養殖業を営み、昭和58年に呼子に日本初の海に浮かぶ海中レストランを建造し話題を集めた。天然あじ茶漬けは、玄界灘の良質なアジを香ばしい天草産ゴマとブレンドし、風味豊かに作り上げた人気商品。刺し身用として利用される新鮮なアジを贅沢に使っている。お茶漬けのほか、酒の肴にもあい、ご飯にのせて海鮮丼としてもおいしく食べられる。刺し身用の新鮮な天然の鯛を特製の出汁に付け込んだ上品な味の「天然鯛茶漬け」も好評。...»
呼子朝市は、佐賀県唐津市呼子町にある伝統的な朝市で、日本全国の朝市の中でも屈指の歴史と規模を誇ります。石川県輪島市の輪島朝市、千葉県勝浦市の勝浦朝市、岐阜県高山市の宮川朝市とともに、「日本四大朝市」として知られ、多くの観光客に愛されています。 呼子朝市の歴史 商店街の形成と朝市の誕生 呼子朝市の歴史は大正時代に遡ります。もともと呼子の地域では行商が一般的でしたが、大正時代に入り、商店街が形成され始めました。それに伴い、行商人たちは次第に商店の軒先で定住して販売を行うようになりました。さらに、呼子港に大きな船が寄港するようになると、商業活動が活発になり、自然と朝市が誕生しました。 朝市組...»
名護屋城は、佐賀県唐津市に位置する歴史的な城跡です。この城は、豊臣秀吉が文禄の役を始める前に築かれ、前線基地として重要な役割を果たしました。現在、国の特別史跡に指定されており、2006年には日本100名城の一つとして選ばれています。また、佐賀県の歴史と豊臣秀吉の大陸進出の意図を理解する上で、非常に重要な場所でもあります。 名護屋城の概要 名護屋城は、松浦郡名護屋(現在の佐賀県唐津市呼子町)にあった城で、戦国時代から安土桃山時代にかけて築かれました。標高約90メートルの波戸岬の丘陵地に位置し、総面積は約170,000平方メートルにおよぶ広大な陣城です。この城は、五重の天守や御殿が建設され、周...»
佐賀県唐津市鎮西町に位置する「佐賀県立名護屋城博物館」は、豊臣秀吉が朝鮮半島への出兵拠点として築いた名護屋城跡に隣接する博物館です。本館では、日本列島と朝鮮半島との長い交流の歴史を展示しており、豊臣秀吉が関与した戦争に関する資料や文化交流に関する展示が行われています。 博物館の展示概要 名護屋城博物館では、以下の3つのテーマに基づく展示が行われています: 日本列島と朝鮮半島との交流史:古代から現代に至るまでの日本と朝鮮半島の交流の歴史を紹介しています。 名護屋城跡および陣跡の保存整備:特別史跡としての名護屋城跡とその周辺に残る陣跡の保存や発掘の成果を展示しています。 日韓の文化・...»
呼子大橋は、佐賀県唐津市に位置する加部島と九州本土を結ぶ重要な道路橋で、市道「呼子大橋線」として使用されています。この橋は、昭和63年度土木学会田中賞やプレストレストコンクリート技術協会作品賞を受賞し、その技術的な素晴らしさが高く評価されています。また、平成元年度農業土木学会上野賞も受賞し、その役割や機能は多方面で注目されています。 呼子大橋の概要 呼子大橋の建設は、加部島住民の交通状況を改善し、さらに本土から加部島への水道パイプラインを併設することで、農業用水の安定供給を目的として計画されました。佐賀県農林部が農林水産省の補助事業として実施し、1989年4月に供用が開始されました。この橋...»
波戸岬は、佐賀県唐津市鎮西町の東松浦半島最北端に位置し、玄界灘に面しています。この岬は玄海国定公園の一部であり、美しい景観と豊かな自然環境が魅力的です。東松浦半島は、リアス式海岸が特徴的で、入り組んだ海岸線が続きます。 地理と環境 波戸岬は、名護屋浦と串浦の間にある小さな半島の先端に位置しています。東側には名護屋浦を挟んで加部島や呼子、北には壱岐水道を挟んで加唐島や松島などの島々が広がっています。この地域は、玄武岩類の丘陵性溶岩台地である上場台地の延長にあり、自然が豊かです。 岬周辺には、唐津市玄海海中展望塔という日本海側唯一の海中展望塔があり、ほかにも海水浴場や国民宿舎、キャンプ場など...»
鏡山は、佐賀県唐津市に位置する標高283.56メートルの山です。この山は、神功皇后や松浦佐用姫にゆかりがあり、古くから歴史的な場所として知られています。鏡山は「領巾振山(ひれふりやま)」という別名もあり、その歴史的背景や美しい景色が、訪れる人々に感動を与えています。 鏡山の概要 鏡山の頂上は、平坦な地形が特徴的で、台形のような形状をしています。そのため、虹の松原とともに唐津市のシンボルの一つとして親しまれています。山のふもとには鏡神社があり、鏡山と密接に関係する神功皇后にまつわる伝説や歴史が息づいています。 登山ルートとアクセス 鏡山へのアクセスは自動車道路や遊歩道が整備されており、登...»
寶當神社は、佐賀県唐津市の唐津城の北方約2kmの唐津湾に浮かぶ高島に位置する神社です。この神社は、高島の産土神を祀る塩屋神社の境内社として存在しています。その起源は、天正13年(1586年)に野崎隠岐守綱吉がこの島で亡くなり、彼の墓所に祠が建てられたことに由来します。当初は「綱吉神社」と呼ばれていましたが、明和5年(1768年)に現在の神社が建立され、明治時代に「寶當神社」と改称されました。 寶當神社の歴史と伝説 野崎隠岐守綱吉と海賊退治の伝説 寶當神社の由来となる人物、野崎隠岐守綱吉は、信州に生まれ、勇敢な武士として大友義鎮(後の大友宗麟)に仕え、多くの戦功を挙げました。元亀4年(15...»
唐津市は、佐賀県の北西部に位置し、玄界灘に面する美しい海沿いの都市です。佐賀県内では、県庁所在地の佐賀市に次ぐ人口を誇り、北部地域の中心都市として栄えています。歴史的な城下町としての魅力を持つ一方、自然景勝地や伝統文化も多く存在し、国内外から多くの観光客を惹きつけています。 概要 唐津市は、旧肥前国東松浦郡に属し、唐津藩の城下町として栄えてきました。街の中心には、唐津神社があり、その秋季例大祭「唐津くんち」は多くの観光客で賑わいます。また、日本三大松原の一つ「虹の松原」や、毎朝新鮮な海産物が揃う「呼子朝市」も有名です。さらに、伝統工芸品である唐津焼もこの地で生まれ、多くの愛好者を魅了してい...»
加部島は、佐賀県唐津市呼子町に属し、玄界灘に位置する美しい島です。この島は呼子港から約500m沖にあり、呼子大橋を介して本土と結ばれています。加部島は、その自然美と歴史、そして豊かな特産品で訪れる観光客を魅了しています。 島の概要 加部島の面積は約2.68平方キロメートルで、人口は2022年11月1日現在で464人です。これは2010年の国勢調査時の583人から減少しており、さらに1995年の762人からも大きく減少していることがわかります。島の名前はかつて「壁島」とも呼ばれており、呼子港の目の前に位置することから、玄界灘の荒波から港を守る天然の防波堤として機能しています。 自然と地形 ...»
田島神社は、佐賀県唐津市呼子町の加部島に鎮座する神社であり、その歴史や由緒は古くから地域の信仰の中心となっています。この神社は、魏志倭人伝においても言及されている末盧国の地にあたり、大陸への重要な渡海ルートの要所として位置づけられていました。 概要 田島神社は、肥前国唯一の名神大社として知られ、肥前国一之宮とされた時代もありました。古代には「田島坐神社(たじまにいますかみのやしろ)」として記録されており、明治時代には国幣中社に列せられ、現在は神社本庁の別表神社です。神社の象徴である社紋は「桜紋」で、向桜紋が御朱印に使われています。 松浦佐用姫ゆかりの神社 この神社は、万葉歌人山上憶良が...»
諏訪神社は、佐賀県唐津市(旧東松浦郡浜玉町)に鎮座する由緒ある神社です。この神社は、地元の人々だけでなく、多くの観光客にも親しまれ、豊かな歴史や伝説に彩られた神聖な場所となっています。 諏訪神社の概要 諏訪神社は、その創建が784年(延暦3年)と伝えられており、非常に長い歴史を持っています。所在地は、佐賀県唐津市浜玉町です。祭神としては、建御名方神(たけみなかたのかみ)、八坂刀売神(やさかとめのかみ)、そして諏訪前命(すわさきのみこと)が祀られています。特に諏訪前命にまつわる伝説が有名で、百済からの渡来人との悲恋物語が神社の由来として語り継がれています。 諏訪前命と百済の伝説 百済から...»
旧唐津銀行本店は、佐賀県唐津市に位置する歴史的な銀行建築です。この建物は「辰野様式」として知られる建築様式を取り入れており、明治時代における銀行建築の代表的な存在です。また、「辰野金吾記念館」とも呼ばれています。 建物の概要 旧唐津銀行本店は、現在の佐賀銀行の前身である唐津銀行の本店として1910年(明治43年)に着工され、1912年(明治45年)に完成しました。この銀行の頭取を務めていた大島小太郎が、唐津出身で日本を代表する建築家であった辰野金吾に設計を依頼し、辰野の監修のもと、弟子である田中実が実際の設計を手掛けました。施工は清水満之助店(現:清水建設)が担当しています。 外観の特徴...»
見帰りの滝は、佐賀県唐津市相知町にある美しい滝で、天山県立自然公園内に位置しています。日本の「滝百選」に選ばれるほどの景勝地で、四季折々の自然美が楽しめる観光名所として、多くの人々に親しまれています。 概要 見帰りの滝は、松浦川の支流である左伊岐佐川にあり、その壮大な滝の流れは訪れる人々を魅了しています。しかし、1979年(昭和54年)に滝の上流に伊岐佐川ダムが建設されたため、滝の幅が造られる前よりもやや狭くなっています。それでもなお、その美しさは色あせず、多くの観光客がこの場所を訪れています。 滝の右岸には不動尊、十一面観音、地蔵尊が鎮座しており、滝のすぐ下流には「しぶき橋」や「あじさ...»
蕨野の棚田は、佐賀県唐津市相知町平山上蕨野にある美しい棚田です。八幡岳(標高764m)の北側斜面に築かれており、面積は40ヘクタールにも及びます。その風景は、日本の歴史的な農村風景を象徴するものであり、1999年には農林水産省の「日本の棚田百選」に選定されました。また、2008年には周辺の山林を含めた景観が国の重要文化的景観に選ばれ、その価値がさらに高まりました。 蕨野の棚田の概要と特徴 蕨野の棚田は、石垣が幾重にも重なっており、その光景はまるで山城のように壮観です。相知町の中心部から南に約5km離れた標高150メートル付近に位置する蕨野の集落は、松浦川の支流である平山川沿いに広がっていま...»
樫原湿原は、日本の佐賀県唐津市に位置する美しい湿原です。この湿原は、標高591メートルに位置し、敷地面積は約120ヘクタールに及びます。豊かな自然環境に恵まれたこの湿原は、佐賀県の自然環境保全地域に指定され、その中でも8ヘクタールは特別保護地区としてさらに重要視されています。また、環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」、通称「重要湿地」にも選ばれており、その生態系の豊かさから「九州の尾瀬」とも称されています。 湿原の特徴と魅力 豊富な生態系 樫原湿原は、多種多様な動植物が生息する場所としても知られています。湿原には遊歩道が整備されており、訪れる人々は散策を楽しみながら、これらの...»
増田神社は、佐賀県唐津市肥前町高串地区に位置する神社です。この神社は、日本で唯一、警察官を祭神として祀っていることで知られています。御神体は増田敬太郎巡査の木像であり、彼のコレラ防疫活動において命を賭して尽力した功績が伝えられています。1895年(明治28年)7月24日、わずか25歳で病死した増田敬太郎巡査の遺骨を、地元の住民が祀ったことから始まりました。 増田神社の概要 増田神社は、その名の通り増田敬太郎巡査を祀る神社で、佐賀県唐津市の肥前町高串に鎮座しています。この神社の特徴は、警察官を神として祀る唯一の場所であり、警察関係者からも厚い信仰を受けていることです。増田巡査は、コレラの大流...»
玄海町は、佐賀県の北西部に位置し、東松浦郡に属する町です。玄海灘に面しており、美しい自然と豊かな歴史が魅力の町です。佐賀県の市町村の中で最も人口が少ない町ですが、その独自の歴史と文化、そして自然エネルギーへの取り組みが注目されています。 名所・史跡・観光スポット 浜野浦の棚田 玄海町で最も有名な観光スポットの一つが、夕日の沈む「浜野浦の棚田」です。美しい棚田は、海沿いの入り江に広がり、季節ごとに異なる景色を楽しむことができます。特に、夕暮れ時にはオレンジ色の光が棚田に反射し、幻想的な風景が広がります。この場所は、静岡県のNPO法人「地域活性化支援センター」が選定する「恋人の聖地」にも認定...»
鏡神社は、佐賀県唐津市の鏡山の麓に位置する歴史的な神社です。古来より松浦国の総社として尊崇され、現在も地元の人々に親しまれています。 概要 鏡神社は、現在「松浦総鎮守 鏡神社」と呼ばれ知られていますが、かつては「鏡尊廟宮」「鏡宮」「松浦宮」「板櫃社」「久里大明神」など様々な名称で呼ばれてきました。古くから松浦国の総社として、松浦地方の鎮守神としての役割を担い、地元の人々から深い信仰を集めてきました。 神仏習合の伝統 鏡神社は、かつての神道と仏教が融合した神仏習合の名残を今も残している特異な神社です。境内では楊柳観音菩薩や立神様を始めとする仏教の神々も、神道の形式で祭られており、地域の信...»
大魚神社は、佐賀県藤津郡太良町多良に位置する神社で、有明海に面しています。神社の特徴的な海中鳥居は、海と神社の風景を結びつけ、多くの観光客や写真家を魅了するスポットです。 神社の概要 大魚神社は、有明海の海岸線沿いにあり、満潮時には水中に沈む鳥居が象徴的です。この鳥居は、干潮時には歩いて近づくことが可能で、観光客が実際に触れることができる場所として人気を集めています。また、神社は霊峰・多良岳から沖ノ島へと連なる直線上に建てられており、自然と神話が交差する神秘的な空間を演出しています。 主祭神 この神社の主祭神は「大魚大明神」とされ、海にまつわる神徳を祀る場所としても知られています。 ...»