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唐津・呼子

唐津、呼子の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

唐津 呼子 観光ガイド

唐津・呼子の観光・旅行 Info

佐賀県北西部に位置する唐津(からつ)呼子(よぶこ)は、美しい海岸線、歴史的な建造物、新鮮な海の幸が魅力の観光地です。ここでは、訪れる価値のあるスポットをエリア別に紹介します。

唐津エリアの観光地

唐津城(舞鶴城)

唐津城は、唐津湾に面した舞鶴公園内にある城で、17世紀初頭に築かれました。天守閣からは唐津市街や虹の松原、唐津湾の絶景が楽しめます。桜の名所としても知られています。

虹の松原(にじのまつばら)

日本三大松原のひとつである虹の松原は、約4.5kmにわたって100万本以上のクロマツが続く壮大な景観が魅力です。ドライブやサイクリングに最適です。

唐津神社

唐津くんちの舞台としても有名な由緒ある神社です。秋には巨大な曳山が街を練り歩く姿を見ることができます。境内には立派な木造の本殿と拝殿があります。

旧唐津銀行本店

明治時代に建てられた旧唐津銀行本店は、辰野金吾の設計による重厚な赤レンガ建築です。内部は無料で見学でき、当時の様子が再現されています。

呼子エリアの観光地

呼子朝市

毎朝開催される呼子朝市は、日本三大朝市のひとつに数えられ、地元の新鮮な魚介や特産品が並びます。呼子ならではのイカ料理もここで味わえます。

七ツ釜(ななつがま)

柱状節理が連なる断崖絶壁に自然が作り出した七つの海蝕洞が並ぶ、圧巻の景勝地。遊覧船で間近に見ることができ、玄界灘のダイナミックな自然を体感できます。

加部島・風の見える丘公園

呼子大橋を渡った先にある加部島には、美しい海と空が広がる風の見える丘公園があります。展望台からは呼子湾を一望でき、写真撮影にも人気です。

イカの活き造り

呼子といえば新鮮なイカの活き造りが名物。イカが透き通って動いているほど新鮮で、食感と甘みを堪能できます。名店として「河太郎」「萬坊」などが知られています。

唐津・呼子周辺の体験型スポット

唐津焼の窯元巡り

唐津は古くからの焼き物の里であり、多くの唐津焼の窯元が点在しています。見学や絵付け体験ができる窯元もあり、旅の記念におすすめです。

遊覧船・海中展望船

呼子ではイカ丸(遊覧船)ジーラ(海中展望船)に乗って、海中の様子や七ツ釜の洞窟を観光することができます。家族連れにも人気のアクティビティです。

唐津・呼子のグルメガイド

佐賀県北部に位置する唐津市呼子町は、玄界灘の豊かな海の幸や伝統工芸、地元で愛されるグルメが魅力のエリアです。ここでは、旅行中にぜひ味わっていただきたい名産品ローカルフード、訪れたい人気レストラン、そしておすすめのお土産をご紹介します。

名産品とローカルフード

呼子のイカ

呼子のイカは、佐賀県を代表する海の幸で、特にケンサキイカ(ヤリイカ)は、身が透き通り、甘みが強く、歯ごたえも絶品です。朝獲れの新鮮なイカは、活き造りで提供されることが多く、イカの動きが残るほどの鮮度を楽しめます。

唐津バーガー

唐津市内にある「唐津バーガー」は、昭和の時代から地元で親しまれてきたご当地バーガー。特に「からつバーガー虹の松原店」は観光客にも人気で、クロマツ林を眺めながら楽しめます。

唐津焼(からつやき)

食材ではありませんが、唐津焼は地域の伝統工芸品で、食器として地元の料理とともに提供されることも多いです。お土産としても人気です。

呼子ちくわ・かまぼこ

呼子の港町では、魚のすり身を使った手作りのちくわやかまぼこも名物です。朝市でも販売されており、試食も楽しめます。

ウニ・アジ・サバなどの海鮮

玄界灘で獲れるウニ、アジ、サバ、イサキなどの魚介類も地元の寿司店や定食屋で味わえます。特に夏場のウニは濃厚な旨味が人気です。

人気のレストラン・食事処

河太郎 呼子店

呼子のイカ料理を味わいたいなら、老舗の「河太郎 呼子店」がおすすめ。活き造りから天ぷら、イカしゅうまいまで多彩なメニューがそろい、海を眺めながら食事が楽しめます。

萬坊(まんぼう)

海中レストランとして有名な「萬坊」は、建物の一部が海に浮かぶような構造になっており、窓から魚が泳ぐ姿を見ることができます。イカしゅうまいや海鮮丼が人気。

からつバーガー 虹の松原店

ドライブスルー感覚で立ち寄れる唐津バーガーの老舗。ハンバーガー片手に松原散策もおすすめです。

呼子朝市通りの食堂

朝市通りには、地元のお母さんたちが営む食堂が点在しており、焼き魚定食やいか丼など手頃な価格で楽しめます。

おすすめのお土産

いかしゅうまい

呼子名物のいかしゅうまいは、ぷりぷりしたイカの食感とジューシーな味わいが特徴。冷凍・真空パックされた商品は、お土産にもぴったりです。

唐津焼の器

唐津焼は、素朴な美しさと使いやすさが魅力。窯元やギャラリーで購入できるほか、観光案内所でも取り扱いがあります。

干物・塩辛・漬物

呼子の朝市で手に入るアジやサバの干物、イカの塩辛、魚の漬物などは、家庭で地元の味を楽しめる人気商品です。

佐賀の銘菓「丸房露」

佐賀名物の丸房露(まるぼうろ)は、カステラのようなしっとりとした甘さが特徴。唐津市内のお菓子屋でも取り扱いがあります。

唐津・呼子の季節の祭り・イベント

佐賀県北部に位置する唐津市呼子町は、伝統文化と漁業文化が色濃く残る地域で、年間を通じてさまざまな祭りやイベントが開催されています。地元の人々の信仰や誇りを感じられる行事は、観光客にも深い感動を与えてくれます。

唐津市の主な祭り

唐津くんち(11月2日〜4日)

唐津神社の秋季例大祭として、毎年11月に行われる唐津くんちは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている九州を代表する伝統行事です。13台の豪華絢爛な「曳山(やま)」が市内を練り歩き、迫力ある曳山曳きと掛け声が響き渡ります。

特に3日(文化の日)の巡行は最も賑わい、全国から多くの観光客が訪れます。

唐津焼まつり(10月下旬〜11月初旬)

唐津焼の魅力を全国に発信するイベントで、地元の窯元による展示販売や体験コーナーが人気です。手ごろな価格で唐津焼を購入できる貴重な機会として、陶器ファンからも注目されています。

唐津市民花火大会(7月)

夏の夜空を彩る唐津の花火大会は、海辺の城下町ならではの風情が魅力。唐津湾に映る花火の美しさは必見です。

呼子町の主なイベント

呼子大綱引(6月初旬)

約400年以上の歴史を持つ伝統行事で、毎年旧暦の5月4日に開催されるのが呼子大綱引(よぶこおおつなひき)です。全長400メートルにも及ぶ大綱を「岡組」と「浜組」に分かれて引き合い、その年の豊漁や豊作を占います。

巨大な綱を使う勇壮な行事は、呼子町のアイデンティティを象徴するお祭りです。

呼子朝市フェスタ(春・秋)

日本三大朝市の一つである呼子朝市では、春と秋に「朝市フェスタ」が開催され、地元の海産物や加工品、特産品の販売に加え、イカ料理の試食やステージイベントも行われます。

特徴的な事柄や文化

曳山文化の継承

唐津くんちの曳山は、各町ごとに管理され、代々受け継がれています。1台ずつ異なる意匠(兜、鯛、獅子など)はまさに芸術品。曳山展示場では祭りの時期以外でもその迫力を間近で見ることができます。

イカ文化と海の恵み

呼子町の祭りやイベントの多くはイカ漁海産物と深い関わりがあります。海とともに暮らす人々の誇りと信仰が、祭りを通じて伝えられている点が、地域ならではの特色です。

唐津・呼子の気温・天候

佐賀県北部に位置する唐津市および呼子町は、日本海に面した温暖な海洋性気候に属しています。年間を通じて比較的温暖であり、春と秋は過ごしやすく、夏は蒸し暑く、冬は降雪が少ないのが特徴です。

春(3月〜5月)

穏やかな陽気と開花の季節

春の気温は3月に平均10℃前後、5月には20℃を超える日も多くなります。日中は暖かく、朝晩はまだ冷えるため、軽い上着が必要です。桜やツツジなどが咲き誇り、唐津城周辺や鏡山の花見が人気です。

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

湿度の高い雨の季節

6月から7月にかけての梅雨期は、降水量が増える時期です。湿度が高く蒸し暑さを感じる日も多くなります。気温は20〜25℃程度で、雨具や傘の準備が必須です。

夏(7月中旬〜9月中旬)

高温多湿で台風にも注意

夏の気温は30℃前後まで上昇し、蒸し暑さが特徴です。海風が吹くものの、熱中症対策が必要です。台風シーズンでもあり、8月〜9月にかけて接近・上陸する可能性があります。特に呼子港など沿岸部では、海の状況に注意が必要です。

秋(9月下旬〜11月)

台風後の快適な観光シーズン

台風が過ぎると、空気が澄んで気温も落ち着き、観光には最適な季節となります。9月下旬はまだ25℃前後の暖かさがありますが、11月には15℃前後まで下がります。紅葉が美しい時期でもあり、唐津城の紅葉や秋のイベントが人気です。

冬(12月〜2月)

比較的温暖な冬

冬の平均気温は5℃〜10℃程度で、降雪はまれです。九州北部にあっても、唐津・呼子は日本海の影響を受けるため積雪は少なく、寒さもそれほど厳しくありません。冬の名物である呼子のイカが旬を迎える時期でもあります。

雨と台風の特徴

年間降水量と注意点

唐津・呼子地域の年間降水量は約1,800mm前後で、日本の中では平均的な水準です。梅雨と台風シーズンに集中する傾向があります。呼子は海に近いため、風が強まることもあり、荒天時は漁業や遊覧船の運行状況に注意が必要です。

台風の接近について

台風の接近頻度は年に数回程度で、8月から9月にかけてがピークです。観光計画を立てる際には、天気予報や交通情報の確認が重要です。

唐津・呼子へのアクセス

佐賀県北西部に位置する唐津市と漁港の町呼子町へは、鉄道・バス・車・飛行機など多彩な交通手段でアクセスできます。福岡・長崎方面からのルートなど、主要な移動方法を丁寧に紹介します。

鉄道でのアクセス

JR筑肥線(唐津駅)

唐津市の中心駅である唐津駅へは、福岡(博多)方面からの通勤快速や普通列車で直接アクセス可能です。博多駅からは普通列車で約1時間30分〜1時間45分です。

松浦鉄道・JR連絡(佐世保・有田→呼子)

唐津駅から松浦鉄道を利用し、有田・伊万里・佐世保方面へアクセスできます。呼子町へは唐津駅からバス乗り換えが便利です。

バスでのアクセス

唐津駅→呼子町

唐津駅バスセンターから、昭和バス「呼子線」の乗車で約30〜40分。便の本数は少なめのため、時刻表のチェックがおすすめです。

福岡・佐賀・長崎方面からの高速バス

博多駅〜唐津間の高速バス「虹の松原号」が運行されており、約1時間40分でアクセス可能です。長崎・佐世保方面からは長崎自動車道経由の路線バス利用となります。

車でのアクセス

福岡市から

福岡市からは、福岡都市高速 → 福岡前原道路 → 国道202号・204号経由で唐津市へ。所要時間は約1時間程度です。

長崎市から

長崎市方面からは、長崎自動車道・西九州道経由で唐津ICへ。呼子へは唐津市中心部経由で約30分走行が必要です。

飛行機でのアクセス

福岡空港・佐賀空港経由

福岡空港は九州随一の交通拠点で、地下鉄・JR連絡で博多駅へ直結しています。そこから鉄道・バスで唐津へアクセス可能です。また、佐賀空港利用の場合は、レンタカーまたは高速バスで唐津へ向かうルートが便利です。

船・遊覧船アクセス

呼子港からの遊覧船

呼子町では、七ツ釜クルーズ船や海中展望船が運航されている港があります。観光船で海沿いの名勝を楽しみながら移動できます。

唐津・呼子の移動手段

唐津市(からつし)・呼子町(よぶこちょう)では、観光スポットやエリアごとのアクセスに便利な移動手段がいくつか用意されています。公共交通機関・観光バス・レンタカー・レンタサイクルなど、旅のスタイルに合わせて利用できます。

公共交通機関

昭和バス(路線バス)

昭和バスは、唐津市内や呼子方面をつなぐ主要なバスです。唐津駅前バスセンターから呼子線などが出ており、呼子大橋・呼子朝市・加部島方面への移動に便利です。1時間に1〜2本の運行となっており、観光客にも利用しやすいダイヤです。

JR筑肥線・唐津線

市街地間の移動や伊万里方面への接続にはJR筑肥線・唐津線が便利です。唐津駅から東唐津、浜崎駅などへアクセス可能で、虹の松原や唐津城の最寄駅としても使われます。

観光周遊バス・タクシー

唐津市内観光タクシー

唐津市内の観光には観光タクシーの利用もおすすめです。地元の運転手が観光ガイドも兼ねて案内してくれるため、初めて訪れる方にも安心です。唐津城、鏡山、旧唐津銀行などの定番スポットを巡ることができます。

期間限定の観光バス

観光シーズンやイベント時には、唐津市・呼子町内で観光周遊バスが運行されることがあります。唐津くんちなどの祭り期間中は要チェックです。

レンタカー・レンタサイクル

レンタカー

観光スポットが広範囲に点在している唐津・呼子エリアでは、レンタカーの利用が非常に便利です。唐津駅前には複数のレンタカー店舗があり、呼子町の漁港や七ツ釜など車でしか行きにくい場所への移動に適しています。

レンタサイクル

唐津駅周辺や呼子エリアではレンタサイクルのサービスもあります。海沿いや町中をのんびり巡りたい方におすすめで、呼子朝市から加部島方面の散策にもぴったりです。

徒歩での観光

市街地や漁港周辺の散策

唐津城周辺呼子朝市エリアは徒歩でも十分に楽しめる距離感にあります。海を望む遊歩道や歴史的建造物、朝市の賑わいを感じながらのんびり歩く旅も魅力的です。

唐津・呼子の観光コース

唐津市(からつし)と呼子町(よぶこちょう)は、歴史・自然・海の幸が満喫できる魅力的なエリアです。日帰りでも、1泊2日でも楽しめる観光コースをご紹介します。

日帰りモデルコース(唐津・呼子満喫ルート)

午前:唐津市内の歴史探索

昼:呼子で海の幸ランチ

唐津市中心部からバスまたは車で約30〜40分の呼子町へ移動。呼子港で名物のイカの活き造りを堪能します。

おすすめのランチスポット

午後:呼子の自然と名勝を巡る

1泊2日モデルコース(ゆったり満喫ルート)

1日目:唐津エリアの歴史と文化を深堀り

唐津駅から徒歩圏内で歴史的スポットを巡り、夕方には鏡山展望台へ。唐津湾と虹の松原の絶景を望めます。夜は唐津市内で宿泊し、地元の魚介を使った夕食を楽しみます。

宿泊候補

2日目:呼子エリアを集中的に観光

朝は呼子朝市を散策し、新鮮な魚介やお土産を楽しんだあと、七ツ釜遊覧船加部島ドライブへ。午後には呼子から唐津駅へ戻って帰路につきます。

おすすめの季節別コース

春:桜と絶景を巡る旅

唐津城の桜鏡山公園の花見、加部島の春の菜の花が見頃を迎えます。

秋:唐津くんちと紅葉の風情

毎年11月の唐津くんちは必見。豪華絢爛な曳山の曳き回しと町全体の熱気を体感できます。鏡山や舞鶴公園の紅葉も美しいです。

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